人気ブログランキング | 話題のタグを見る
「Lohas TYPO DE CARTA」 大阪展終了
「Lohas TYPO DE CARTA」 大阪展終了_c0141944_2117571.jpg
先月13日より開催されていました、「Lohas TYPO DE CARTA」47名のデザイナーによるピクトグラムカルタの展示会は先日10日、好評のうちに終了しました。

寒い時期にもかかわらずご来場くださった方々、ありがとうございました!
「見に行ってきました~」と直接メールを頂いたりしたり。本当に有難かったです。
会場のTAKE FREEのカルタもだいぶ減っていたようですね。
多くの方々に手にしていただけて嬉しいです。

「Lohas TYPO DE CARTA」 大阪展終了_c0141944_2118057.jpg
「Lohas TYPO DE CARTA」 大阪展終了_c0141944_21182455.jpg

今回私は、カルタ読み札のカリグラティーで協力させていただきました。
書き文字を制作して感じたことを少し。

制作当初はロハスとはいえ、どこかに自分らしい表現を。なんて、浅はかな考えのまま筆を持っていました。
でもなかなか文字の方向性が定まらず、苦戦。
普段は"文字ありき"的な場面で制作をすることが圧倒的に多いので、
今思えばその感覚が当たり前になっていたんだと思います。
書き手としては、ついつい目の前の”四角い白”の中で表現を完結させちゃおうとするんですよね。
書作品ならばそれでいいんでしょうけど、今回の展示はそーじゃない。
絵札と読み札が対になって初めて成立する展示なので、読み札が主張しすぎると、
せっかくのデザイナーさんの絵札と喧嘩してしまう…。そのことに気づくのに、少し時間がかかってしまいました。

引き立て役の文字を書こう!と考え方を切り替えてからは、不思議なもので筆がススムススム。
何より丸山さんのコピーが素敵だし、言葉の深さを感じながら楽しく書けました!
最終的に自分の中で着地したところは「整列してるけどユルさを感じる文字」。
例えるなら、「ピタっと静止してる人の動画」みたいな…(笑)
静止してるなら写真でいいやん!って話だけど、やっぱそこはあえて動画ってとこに面白さや意味がありますよね。
まさしく其れと同じで、フォントでいいじゃないか的なところをあえて意図的にフォントっぽく手書きする。
整列してるんだけどどこか手書きならでは良さがある、そこの部分を表現しようと思いました。
とまぁ興味のない方には一体なんの話やらってカンジだと思いますが(笑)、とにかくほんと勉強になったんです!
私自身、現在フォントを制作していますがそれともまた違った感覚で新鮮な経験でした。
お声をかけていただいた日本タイポグラフィ協会様にはあらためて感謝です。ありがとうございました!



そうそう、お知らせが。
今回の展示が3月、東京でも開催されることになったそうです!
また詳細がアップされると思いますので、東京の方々にもご覧いただけると嬉しいです♪



» 筆文字制作*筆の幸
» 女流書家フォント<藤田幸絵>筆文字表札
by fude-sachi | 2010-02-12 21:54 | + et cetera <諸々話>
<< デザイン書道教室 / 2010... 店舗ロゴ・ロゴマーク : 「焼... >>